星野源の最新曲「アイデア」はNHKの連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌ですが、「アイデア」の歌詞の中に「にこやかに中指を」というフレーズがあります。
このフレーズについてファンの間で様々な考察がされています。
この記事では星野源「アイデア」の歌詞について詳しく考察していきます。
星野源 アイデアの歌詞に込められた意味とは
星野源のアイデアですが、何度聞いても凄くいいですね!
見ていなかったら一度見てみてください。
雰囲気の転換などもとても上手だと思いました。
その中でも歌詞の内容がとても意味深なので確認していきましょう。
多くのファンがこの歌詞に込められた星野源さんのメッセージを思い思いに解釈している理由がうかがい知れるかと思います。
星野源さんが「この曲には3曲分の要素を盛り込んだ」と自身をもってリリースしたこの「アイデア」。
実際、アイデアの歌詞を見てみると3パートに分けて構成したようです。
次から各要素について詳細に見ていきたいと思います。
申し訳ありませんが歌詞は直接引用できなかったので星野源さんの公式HPを参照してください。
アイデア1番Aメロは「陽」パート
朝ドラの主題歌ということもあり、実際に朝流れる1番のパートでは、「おはよう 世の中」から始まります。
このパートはとても明るい言葉が多いですね^^
星野源さん自身、このパートでは自分の「陽」の部分を表現したと語っています。
私もこのパートを聞いて、朝起きて朝ご飯を食べるシーン、学校に向かう準備をするシーン、通学路で聞いたコケコッコーや友達の声など、朝の様々な情景が頭に浮かびました。
ここは非常に明るいパートですね。
凡人の自分には朝の何気ない音がメロディーになり楽曲につながるとは想像していませんでした。
まさに、星野源の「アイデア」、といったところでしょうか。
アイデア1番Bメロは少しだけ「陰」要素が入る
この部分はAメロと変わって楽しい部分だけではなく、悲しい部分も日常にはあるんだぞ、というところを表現しているのかな、と思いました。
ただ、「哀しみに 青空を」、とあるように、見方を変えれば明るい希望につながるんだ!、というように聞こえる部分でもあります。
あくまでも1番はポジティブな表現にしているんですね。
アイデア1番サビは日常の移り変わりを表現
Aメロの明るい日常とBメロの少し落ち気味の日常、それぞれを交互に行き来する日々の暮らしの難しさを「塞ぐ影」と表現しています。
ここは非常にわかりやすい表現ですね。
私も、おそらくこの記事を読んでくださっているあなたも、ずっと順風満帆な人生だったわけではないと思います。
ここまで来るまでに何度かの大変な日々があったはず。
それを「影」と呼んでいるんですね。
そんな「影」を自分の「アイデア」で乗り越えていこうよ!というポジティブなパートのサビとして歌っています。
私が好きな歌詞が「つづく日々を奏でる人へ すべて越えて響け」の部分です。
この歌詞には、みんな頑張って「アイデア」を出して日々「困難(影)」を乗り越えていこう、という応援歌的な意味が込められているんだろうな、と思っています。
1番は総じて明るいパートでしたが、2番ではまた別の意味が語られてきます。
それはいったい何でしょうか。
星野源 アイデア2番の歌詞で日常の「陰」を」表現
2番は一転してダンスミュージックになり、歌詞も「おはよう 真夜中」と暗転します。
「真夜中」というのは、私の解釈では「人の暗い部分」というか日常の鬱々とした部分を表現していると思っています。
人にとっては一日の始まりは嫌なことの始まりになっていることでしょう。
歌詞にある「虚しさのダンスフロア」というのは、ダンスフロアという一見明るい舞台でも、表面だけ明るくて本当は影があり虚しさを漂わせている、と解釈しました。
またそのあとに「笑顔の裏側の景色」とあり、表面上は笑顔で取り繕っているだけだ、誰にもその裏側はわからないものだと言っているようです。
確かに!これって自分のこと言ってるんじゃないか?って思ってしまいました^^;
星野源 アイデア2番Bメロ歌詞で日常に「中指」を立てる!?
ここは1番のサビで語られていた「塞ぐ影」を受けている部分になります。
また、ファンをざわつかせた「にこやかに中指を」が出てくる部分でもあります。
記事を読んでくれているあなたもご存知なように、「中指」というのはかなり過激な意味を含んでいます。
その「中指」に「にこやかに」という穏やかな表現を合わせる「アイデア」がすごいです。
普通の日常をただ生きてきたのに突然理不尽に踏みつぶされることがある。
でも、それでもにこやかに笑って、その笑顔の裏側では中指を立てて気丈に生きていこうよ、という星野源さんからのメッセージと受け取りました。
大きな影に襲われた経験がなければ、またそれを乗り越えた経験がなければこの歌詞は書けませんね。
(ちなみに星野源さんはくも膜下出血で倒れた経験があります)。
星野源 アイデアCメロはソロギターで闇の中の光を表現
ここでは哀しみの中でも自分が「刻む鼓動」は間違いなく鳴っている、静かに、しかし強く鳴っている、ということをソロギターで表現します。
闇の中でも自分を貫いて頑張れば、他の誰かが気づいてくれるんだよ、と教えてくれているようです。
星野源 アイデアラストは歌詞の振り返り
このラストのサビは1番サビと同じですが、1番2番を通じて星野源からのメッセージを感じた後なので感じ方がより強くなっていると思います。
しかし、最後の「雨の中で君と歌おう 音が止まる日まで」の部分が違っています。
この一節の前半の雨は2番で歌っていた哀しみを表していて、哀しみの中でも一緒にアイデア出して頑張っていこうよ、と歌っていると解釈しました。
そして後半の「音が止まる日」までとは、いくつか解釈があると思いますが、私は人生の最後の日、だと思いました。
最後の日までずっと一緒に行こう、ということですね。
なんて素敵な歌なんでしょうか^^
さて今回の星野源の新曲「アイデア」、他のファンはどう受け止めたのでしょうか?
星野源 アイデアについてファンの感想は?

地獄を見た人が考えた曲とは思えないほどの曲調…いやテンション?
そんな事思ったら今の自分のちっぽけな悩みなんて吹き飛ぶ

ほんとにいい曲。
何度聴いてもグッときて泣ける。
源さんと同じ時代に生きていて良かった。
闇の部分も人間らしくて、それも含めて源さんが大好きです。尊敬しています。
体に気を付けて長く活躍してほしいです。

光と影、朝と夜、表と裏、集団と個、静と動……
相反するものをまとめあげたまさに“アイデア”に溢れた作品だと思います。
“夢の外へ”で『僕は真ん中を行く』と仰っていた源さん。
全てを受け入れ、包み込んでくれるような優しい声、過去の作品を思い起こさせるエッセンスが盛り込まれた歌詞に、明るいながらも切なくなるメロディが化学反応を起こしたかのように広がりました。
今まではアイデアは好きだけど、私ほどは好きになれないと引きぎみだった母が「源さんは唯一無二の人、こんな純粋な人は結婚しないで、ずっと歌を作り続けて欲しい❗」と←えっ⁉️ww
生きる気力を無くしていた母が生きる活力を取り戻した日でした。
源さんありがとう✨#星野源— みさえ (@nise_omochan128) 2018年11月30日
ベストアーティストのアイデアを見返していたら「音が止まるまで」の部分を聞いて長男が一言。
「つまり死ぬまでってことでしょ」
小2でその歌詞の意味がわかるんだと衝撃。#星野源#アイデア— ぽぷり (@EMIOGEN) 2018年11月30日
小2にも伝わる歌詞を作れる源さんSUGEee!
他にもたくさんの感想がありましたが、ボリュームの関係でこの辺で^^;
みんな今回の「アイデア」には衝撃を受けているようですね^^
星野源 アイデア歌詞の中指の意味まとめ
今回星野源さんの新曲アイデアの歌詞を細かく見てきました。
歌詞にかなりこだわりが見られましたね。
自分なりに解釈したところ、この曲のテーマは2つあると思っています。
一つは、退屈だったり哀しかったりする日々も、自分の心構え、「アイデア」をもって面白くできるんだ、ということ。
もう一つは、そんなつらい日常でもアイデアをもってにこやかに「中指」を立てながら生きていこう、人生の終わりまであなたと一緒に笑って生きていこう、ということ。
以上の2つをテーマに歌っているのではないかと思います。
私もそんな気概をもって生きていこうと思います^^
この記事を書いたらまた「アイデア」を聞きたくなりましたw
あなたの解釈はいかがでしょうか?
歌詞を読みながら聞いてみると星野源の魅力がもっと感じられるかもしれませんよ^^
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