星野源9枚目のシングル「恋」。
改めて歌詞の意味を見てみると星野源の本当のメッセージが見えてきます。
この記事では星野源の恋の歌詞の意味を紐解いていきます。
星野源の「恋」とは?
『第67回NHK紅白歌合戦』星野源「恋」を披露させて頂きました!ご覧いただきありがとうございます!このあとはTBS系『CDTVスペシャル!』にも出演します! #星野源の恋 #NHK紅白 #CDTV2017 https://t.co/l0CGSOiyb4 pic.twitter.com/ipkZBXbatX
— 星野源 official (@gen_senden) 2016年12月31日
恋の歌詞を見ていく前に改めて星野源の「恋」について振り返ろうと思います。
恋は星野源の9枚目のシングルで、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(以降、逃げ恥)」のエンディングソングとして書き下ろされました。
星野源はドラマ「逃げ恥」に出演も出演しており、ガッキーこと新垣結衣の相手役として好演しています。
そのため、この曲の歌詞は「逃げ恥」のあらすじを想像させるようなものになっています。
原作、もしくはドラマを見ていた人でしたら歌詞の内容もイメージしやすいかと思います^^
ですが、この曲は「逃げ恥」の出演者が踊る恋ダンスの方が有名になってしまい、星野源が「恋」に込めたメッセージをどれほどの人が正確に受け取っているのでしょうか。
もちろんこの曲はリズムもいいしテンポも気分が上がる感じがするので、聞いているだけでも楽しくなる曲です。
でも、恋の歌詞をきちんと把握した上で聞くともっと好きになれると思いますよ^^
それでは歌詞の中身に入っていきますね。
※歌詞についてはこちらを参照してくださいね
星野源 恋の歌詞に込められた意味とは
「恋」の再生回数は1億8千万回を超えていて、延べ回数で日本国民全員が1回以上聞いた計算になります。
ヘビーローテーションして聞いている人もいるので、実際には聞いたことないよーって人もいると思いますが、この記事を読んでいるあなたは聞いたことありますよね笑
星野源の恋 1Aメロの歌詞は曲の舞台を表現
歌詞を読んでから目を閉じてみましょう。
私の場合は、「平日の夕方、商店街の街灯や家庭の蛍光灯の光がともり始めた時間。
仕事が終わってパートナーが待つ家に帰る」場面を思い浮かべました。
あなたも似たような場面を思い浮かべたのではないでしょうか。
同じ街に住む人々が思い思いに暮らしていて、日々の営み(仕事)が終わったらいつも通り自分の家に帰っていく。
そのことには意味なんてない、当たり前のことだ、と歌っていると解釈しました。
「逃げ恥」の場面で言うと、会社で仕事をしていた平匡さん(星野源)が、みくりさん(ガッキー)がいる家に帰る、という毎回繰り返されるシーンですね。
星野源の恋 1Bメロの歌詞は命の誕生に思いを馳せる
ここの歌詞はサラッと書いていますが、結構深いですね。
子供の時に両親を見上げた時に、この二人が愛し合って自分が生まれてきた。
また、学校の友達や友達のお母さん、下校途中に寄り道する駄菓子屋のおばあちゃんも、その両親が愛し合って生まれてきている。
一人では愛し合えない、愛するというのは二人でないといけないんだ、という当たり前だけど大事なことを思い出させてくれます。
星野源の恋 サビの歌詞は前提条件の確認をしている
ここで伝えたいメッセージは、1メロであった「当たり前」だと思っていることは、実は当たり前なんかじゃない、ちゃんと思い出していないとなくなってしまうんだよ、ということです。
つまり、当たり前を当たり前にする前提条件は「いつも思い出すこと」だということ。
当たり前のことって普段あまり気にしませんが、改めて思い出すと大事なものだなって再認識することありますよね^^
サビの後半の「指の混ざり」はドラマでもあった恋人つなぎ、「頬の香り」は毎週のハグの日で感じるみくりさんの香りが思い出されます。
「夫婦を超えていけ」の表現はこれからの時代、夫婦というものにとらわれない愛のカタチがあると思うので、そんな既存のカタチにとらわれない恋や愛を表現したフレーズだと思います。
それでは2番に入っていきます。
星野源の恋 2Aメロの歌詞は当たり前の変化を表現
「みにくいと秘めた想い」とはあり得ないと思っていた人が気になってきて、「あれ?これってもしかして恋?、いやいや違うだろー。でもやっぱり。。」みたいな想いじゃないかと思います。
しかし、だんだん「当たり前(固定観念)」を変えながら、想いがはっきりとしたものに変わっていく。
まるでみにくいアヒルが白鳥に変わるように。
ここでの「当たり前」は既存の異性間の恋、だけではなくいろいろな恋があるよ、ということでしょうね。
「逃げ恥」に当てはめると、契約結婚相手のみくりさんを好きになることなんてない、という「当たり前」の条件を平匡さんがだんだん変えながら、好きなんだとはっきりしていく過程がぴったり当てはまりますね^^
星野源の恋 2Bメロの歌詞は愛の生まれかたを表現
ここの歌詞は非常に難しいですね。
「似た顔」というのは自分の家族、ペット(飼い主に似るって言いますし^^;)などでしょうか。
「虚構」とは作り物のことなので、いわゆる二次元(フィギュアなど)のことかな?と思います。
自分が好きなものに恋せずにはいられない。
また、愛が生まれるのはまずは一人から、ということ。
1番で歌っていたのは「愛し合うのは二人から」、2番では愛の始まりはそれぞれが相手を愛す気持ちを持つことから、なんですね。
星野源の恋 Cメロの歌詞は二人の日常の喜怒哀楽を表現
このパートは素直に受け止めてよいと思います。
「泣き顔」はそのまま「哀」を表しています。
また、「黙る夜」は2人が喧嘩をしてお互いに黙ってしまった夜、つまり「怒」を表現しています。
そして「揺れる笑顔」は「喜」と「楽」。
そんな日常でもいつまでも二人一緒にいたい、というメッセージと解釈しました^^
星野源の恋 3番大サビで既存の恋のカタチを超越?
もうここはこれまでの内容を総合した部分ですね。
これまで当たり前だったカップルの形、つまり「夫婦」という概念を超えて、人種や性別、生き物以外にも目を向けた「二人」という関係を作っていこう。
さらにそんな「二人」という概念も超えて「一人」でも恋していいんだ!という恋の可能性の拡がりを表現していると解釈しています^^
星野源 恋の歌詞の意味まとめ
今回は星野源の「恋」の歌詞を細かく見てきました。
ただ普通の恋について歌っている曲ではないことがわかりましたね。
単純な男女の間の関係にとどまらないスケールにしているところが、さすが星野源。
曲調は軽快だしダンスはみんなが踊りたくなるようなコミカルなものであるのに、歌詞の内容はとても深くて大きいものでした。
この解釈をもってもう一度「恋」を聞いてみると違ったものに感じられるかもしれません。
それにしても星野源の書く歌詞は面白いですね^^
それでは!
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